Docuday 2012というeventに行ってきました。これはアメリカ時間の2月26日に行われる
アカデミー賞にノミネートされているドキュメンタリー部門の作品を上映する催し物です。
朝の9時から始まった短編ドキュメンタリー3本を見てきました。
Incident in New Baghdad
God is the bigger than Elvis
The tsunami and the cherry blossom
”God is the bigger than Elvis'”は公開が決まっているみたいですが他の2本はアカデミー賞にノミネートされているのに配給する映画会社がないため公開される予定は今のところないみたいです。
短編ドキュメンタリーはエンターテイメントとしてはビジネスになりにくいのですね。なのでもしかしたら多くの人々は見る機会がないかもしれません。でももし、貴重な機会を手に入れたら是非是非、鑑賞しに行って欲しいです。
最後に見た「The tsunami and the cherry blossom:(邦題)津波そして桜」は私達、日本人にとってやはり涙なしには見られないドキュメンタリーでした。
2011年3月11日、東日本を襲った巨大な地震は予想をはるかに超える津波を引き起こし、太平洋湾岸沿いの多くの町は壊滅的な被害を受けました。多くの人々が亡くなり、そして全てを失いました。
それでも春が来ると壊滅的な被害を受けた町にも桜が咲き始めます。その桜に被災地の人々は勇気づけられるのです。
桜も自然、津波も自然。私たちは世の中の便利さに甘えて自然の美しさばかりをおいかけ、怖さを忘れていたのではないか。自然は美しくて怖いもの。作品中の言葉はとても胸にくるものがありました。
このドキュメンタリーはイギリス人の監督さんによって撮られました。全編、英語字幕で、日本人の桜に対する特別な感情をうまく説明できていると思います。
もうすぐ3月11日がやってきます。そして明日はアカデミー賞授賞式。このドキュメンタリーが、まだ助けが必要な被災地のことを思い出させてくれたらいいなと思います。