Thursday, November 29, 2012

Underground tour

シアトルのUndergroud tour に参加してきました。
毎日、毎時間開催なのでフラッといって参加できます。チケット売り場の奥はちょっとしたCafe&Barになっています。ここで食事等をしたツアー参加予定者には”優先券”をくれます。ツアーが始まるときに先にお部屋に入れて好きな椅子に座れるわけです。
ツアーの前には20〜30分の講義(!)があるので壁に寄りかかることのできる一番後ろの席をとるのがよいようです。
そして講義の後はいよいよ3つのビルの地下に潜入します。

当時のシアトルは潮の満ち引きの度に下水があふれて大変だったようです。
ある時、シアトルの町は大火災にみわまれます。最初はささいな火事だったのにどんどん悪条件が重なり、当時は水道管が木製であったこと、海抜が低 かったため、十分な水圧が得られなかったこと、そして、当時、消防隊はボランティアであったため見物客からの野次にたえられなかった等の理由から大火災に なってしまったのです。
この火災をきっかけに新たな都市計画がもちあがります。そうです。道路を底上げしてしまえ!と。


上が現在の道路。下が当時の道路。およそ、ビルの一階分を底上げしたようです。

 これは現在の道路。この紫色のガラスは地下の明かり取りだったそうです。

このツアーではシアトルの町の歴史のお話をたんまり聞くことが出来ます。私はとてもとても楽しかったのですお土産物やでネタ本を売っていると言っていたので買ってくればよかった〜とあとから後悔。。。

ちょっとネタ明かし。
 
 当時、アメリカ西部はゴールドラッシュで多くの人々が「金」を求めて西にやってきました。アラスカで「金」が見つかるとシアトルに多くの男どもがやってきました。アラスカに行くにはそれなりの装備が必要です。彼らはシアトルで買い物をしました。そうです。今では高級デパートとなっている「Nordstrom」がここシアトルの地で生まれました。血気盛んな荒くれ男の多い場所にはやはり女も集まってきます。シアトルには「お針子」さんがあふれました。実際は売春婦だったようです。シアトルの町は基本的に無税でしたが、彼女らに課税することにしました。彼女ら税金によって町が運営されるようになったわけですから売春婦(というかお針子さん)の地位は他の町よりも高くなったわけです。ますます売春婦があつまる町となりました。マダムローと呼ばれた有名なおかみさん(というのか高級売春婦の元締め?)若い売春婦達に色々な教育を受けさせました。「マダムローとところにいた女性教養もある素敵な女性だ」と噂が広がり、町の有力者達がマダムローの館を訪れるようになり、訪れた男性同士で仕事の話がまとまったり「More city business is transacted at Lou's than at City Hall」言われていたそうです。 

なかなか興味深いでしょ〜!!!

是非是非、みなさんも一度このツアーに参加することをお薦めします。何気ない町角のビルにとても興味深いお話が眠っているのですよん

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